先日所属する鍼灸団体“北辰会”の研修会に参加してきました

その日の実技練習の時ペアを組んだ先生は、2ヶ月位前から深呼吸をすると胸から脇にかけて痛みが出るという症状がありました。12月末頃転倒して背中を強打、その痛みが和らいだ頃から感じだしているとの事です。体表観察をしてみると、肋骨あたりから脇にかけて細かい細絡(皮膚表面に見られる毛細血管)が出ています。
これは背中の強打によって気の流れが滞り、それにより血の流れも悪くなった事から生じている痛みと判断し、肋骨部分で特に緊張している箇所へ打鍼を行いました。打鍼とは先が丸くなった鍼を小さな槌で叩いて施術する鍼で、刺す鍼が苦手な方や、妊婦さん・お子さん等に有用な治療法です。
1回目に施術してみたところ、左右にあった痛みが右側のみとなり、引き続き施術をしたところ肋骨あたりの痛みが取れて、右脇のみと痛みの範囲は小さくなりました
細絡もすっかり薄くなり、見えなくなっている箇所もあります。反応の良いお身体をされている方でもありましたが、鍼の即効性に改めて感心しました


鍼に興味はあるけど刺すのはちょっと・・・と躊躇されている方、ぜひ打鍼を試してみませんか?
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by yu-no-mori
| 2023-05-24 07:00
| 鍼灸何に効く?
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