アトピー性皮膚炎と鍼灸(松浦)
2015年 05月 29日
最近息子の繋がりで知り合ったお母さんから子供のアトピーの相談を受けることが
続きました。
というのも私の息子がアトピー性皮膚炎で、鍼灸治療で改善したということもあり
治療についてやアトピーの相談を受けます。
皆、始めは小児科や皮膚科でステロイド等の塗り薬を処方され、湿疹をキレイにしてから
あとは保湿剤で保ちましょうと言われますが、ステロイドをやめた途端また元に戻り
またステロイドを使うということを数カ月繰り返し、改善がみられないというパターンが多いです。
東洋医学ではアトピー性皮膚炎の原因として
1空気や水、食物の汚染 2七情の過不足(ストレス) 3様々な内熱要因 4飲食の不摂生
などが挙げられます。
実際相談を受けた赤ちゃんの中で、まだ母乳のみしか飲んでいなかった子は
お母さんの食生活を見直したことで、とても改善した例もありました。
しかし、同じ月齢の赤ちゃんで、お母さんも食事は気をつけられているけど
改善が見られないパターンもあります。それは、赤ちゃん自身が便秘をしていて汗をかきにくい
タイプの場合です。
便秘をしたり汗をかけないと、内に熱が籠りなかなか治りません。
まずは、便秘の改善と汗をかけるようにすることが治療のカギになります。
私もそうでしたが、夜寝ていて、子供が痒みで目を覚まし
泣きながら血が出るまで皮膚をぼりぼり掻いている姿をみるのが
一番辛かったです

アトピーの治療は治療期間の要するものも多いですが
ぜひとも、鍼灸治療で根本的な治療をしてほしいなと思います

by yu-no-mori
| 2015-05-29 09:00
| 鍼灸何に効く?
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