北辰会に参加してきました(大杉)
2019年 04月 23日
おはようございます
昨日は、柚の森スタッフ全員が会員である(一社)北辰会の勉強会に参加してきました。
今年度最初の勉強会という事もあり会員の方も多く熱気にあふれていました
午前中は実技で、望診・脈診でした。
望診(ぼうしん)とは、顔の色やツヤ、舌の色、爪の色やツヤなど色々診ますが、最も重要視されるのが顔面気色診(顔の色やツヤなど)と舌診(舌の色など)で、この2つは治療が上手くいくと、治療前後で変わるので効果判定として重要です。
脈診(みゃくしん)は、当院でも治療前後で必ず確認しますが、脈が速い・遅い、浮いているか・沈んでいるかなど、特に北辰会では「胃の気の脈診」を採用しており、「胃の気」とは「生命力」そのものと考えております。
印象的だったのは、講師の先生から体表観察の極意として「広くから、狭く。遠くから、近く。」というお言葉でした。
いきなりツボをピンポイントで診ようとせず、まずは広く大きく診ていき、最終的にピンポイントで捉え、そこに鍼灸治療をします。
午後は座学が3コマあり、そのうちの1コマが正講師の油谷真空先生による「中医小児科学と鍼灸治療 第2部」。この講義は、昨年の12月にもあり今回はその続きです。
前回は基礎的な内容で、今回はより臨床に特化した内容でした。
ご自身の臨床経験を交えながら講義して下さり、印象的だったのは病に悩む子供に対する声かけ(もう治るよ、もう治るよなど)や病になった原因に対して想像力を発揮すること(友人関係・両親・兄弟・来院するまでに何かあったのか?など)というお言葉でした。
北辰会では、乳幼児〜低学年くらいは、刺さない治療(打鍼、古代鍼)を基本としております。
今回学んだ事を、自分の臨床に活かしていきます
by yu-no-mori
| 2019-04-23 07:00
| 鍼灸と東洋医学
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