花の色(岡)
2019年 05月 20日

先日家のバラが2輪、大輪の花が咲きました。
細い茎に対してかなり大きく重たそう…
などと思っているうちに、2週間ぐらいかけて少しずつ枯れていきました。
あーあ、枯れてしまったわ…
家のバラの花は2週間ぐらいしかもちませんでした。
百人一首のなかの小野小町の歌がちらりと頭に浮かびます。
「花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに…」
花でも人間でも気づいたら枯れているのですね。恐ろしや~。
などと思っているときに、蓮風先生の経穴解説を読んでいたら、先天の元気、後天の元気の説明のところで次の言葉が目に入ってきました。
「生きるということは、散るために生きている」
「宇宙とは無形から有形が生じ、そしてまた無形へと転じ拡散していく、散っていく」
ちゃんと理解したとは言えないのですが、「散るために生きている」という言葉が妙に心の奥底に響いたような気がします。
桜は散るから美しい。
人もいずれ散る存在だから、今の有形の時間を愛おしく大切にしたい…
そう思ったりするものの、結局いつもと変わらない毎日を過ごしてしまいます^^;
by yu-no-mori
| 2019-05-20 07:00
| 植物、自然
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