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by 鍼灸柚の森
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西洋医学側から見つめる東洋医学(岡)

以前に「閃く経絡」という本を読みました。
鍼灸治療もするイギリスのお医者さんの書いた本です。
彼は何とか東洋医学を西洋医学の観点から説明出来ないかと試みています。
臓腑の働きについて、例えば鍼灸学校では一般的に言う肝臓と東洋医学で言う肝とは切り離して考えると学びました。
それならややこしいから同じ名前を使わないで欲しい…なんて思ったものです。
で、著者キーオン先生は東洋医学でいうところの臓腑をホルモンの観点から合致するのではないかと述べています。
なるほどそう考えると、かなり腑に落ちるところがあったりしました。

脊柱に沿って対となって走っている経絡である膀胱経についての見解は印象深かったです。それは発生学の観点から述べられているのですが、まだお腹のなかで生命として誕生して間もない時期、背中に隆起した一組の線として中腎というものが現れ、発生10週目までは腎臓として機能するとのこと。中医学の膀胱経は、発生初期の中腎による膀胱とほぼ一致すると述べています。
もしそうだとすると、恐らく臨床的に築き上げられた経絡という考えが、発生初期において確認することが出来るというのは面白いなぁと感じました。
ちょっと小難しい内容でしたが、東洋医学というものを別の角度から見ることができ、興味深かったです。
(「閃く経絡」 ダニエル・キーオン著 医道の日本社より)

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by yu-no-mori | 2019-07-08 07:00 | | Comments(0)