『気』の作り方(北山)
2019年 09月 13日
何かレシピのタイトルのようですが、本日は「気」をどうやって作るのか、について書いてみようと思います。「気」というのは、先週のブログに書いていた衛気など、人のからだを構成しているもののことです

おおまかに説明すると、気は主に飲食物や、大気から呼吸によって取り入れることができます。これを後天の気といいます。文字通り後天的に得られる気を指します。後天の気には、水穀の気や自然界の清気というものがあります。水穀の気は、飲食物(水穀)を取り入れることで得られる気です。胃で消化された水穀の中から、有益なものと不要なものに小腸が分別しています。分別されたものが脾で吸収されて気が作られます。また、肺が吸入した大気中の有益な物質のことを自然界の清気といいます。このように気はいくつもの臓腑が協調して作られています。長々と書きましたが、後天の気については皆さんが毎日暮らす中でご飯を食べて、息を吸ったりする事で取り入れることができるということです。
先天の気はあとから増やすことは出来ませんが、後天の気でしっかりと補っていくことで上手に使っていくことはできるのではないかと思います。身体の調子を整えて後天の気を作ってくれる臓腑を元気にするのも方法のひとつですが、景色の綺麗な場所に出掛けて、美味しいご飯を食べるのも後天の気を増やし、身体が喜ぶ方法のひとつだと思います。暑さはましになってきたけどなんだか元気が出ないなぁ、という方は、是非空気が美味しそうな場所に出かけてみてください(﹡ˆᴗˆ﹡)
by yu-no-mori
| 2019-09-13 07:00
| 鍼灸と東洋医学
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