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by 鍼灸柚の森
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気血を動かす力持ち:宗気について(北山)

唐突ですが、皆さんは「生きている」ってどんな状態をいうと思いますか?色々な定義があるかと思いますが、東洋医学で生きている状態というのは、体内の物質や機能、血と気など、陰陽の関係がバランス良く維持されている状態のことをいいます。この機能が失調すると病気になったり、死んでしまったりします。そうならないために気血をめぐらせている気の1つが「宗気(そうき)」です。

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「宗気」は気や血を身体中にめぐらせる推動作用が強い後天の気のひとつです。推動作用とは、気や血を動かす力のことでしたね。宗気は力持ちで、常に全身に気血がめぐるよう頑張ってくれている気なんです。
少し詳しく説明しますと、飲食物から得られる水穀の精微と呼吸によって得られる自然界の清気が合わさって作られる気のことで「胸中の大気」とも呼ばれています。その呼び名の通り、一度胸中に集められてから全身をめぐり心肺の機能を支える働きがあります。

宗気は呼吸を推動するため呼吸や発声などに関係しています。そのため宗気が不足すると、声のボリュームが小さくなり、ボソボソとした喋り方になってしまいます。また、気血を循環させたり、心拍動の力とリズムを一定にするのも宗気の働きのひとつです。手足の温度や運動能力、視聴や聴覚などの働きも全て宗気と関係があります。心臓の拍動がなくなると当然ヒトは死んでしまいます。宗気の働きのおかげで今日も私たちの身体はしっかり動いてくれているんですね。

by yu-no-mori | 2019-11-08 07:00 | 鍼灸と東洋医学 | Comments(0)