冬の養生(大杉)
2019年 12月 03日
おはようございます😃
ここ最近、ようやく冬らしい気候になってきましたね。
11/7から「立冬」が始まり、暦の上では冬の季節です。
今回、1712年に儒学者であった貝原益軒が83歳の時に著した「養生訓」の中で冬の養生という項目があり、そちらを紹介しますね。
冬の養生
「冬は、天地の陽気が閉じこもって隠れてしまい、人の血気も収まる季節である。
心を静かに安定させておきなさい。
温めすぎて陽気をもらしてはならない。上気させてはならない。
衣服を温めるには、少し温めるのがよい。
熱いのはよくない。衣服を多く重ねたり、あるいは火で体を温めすぎててはならない。
熱い湯に入浴してはならない。力仕事をして汗をかき、陽気をもらしてはならない。」と説かれています。
冬は気温が低下して、自然界の陽気が減少し、陰気が最も盛んな季節になります。
春・夏・秋に消耗したものを回復する季節なので寒さから身を守り、静かに過ごす事が必要になります。
この時期に夏と同じように陽気を外に発散し続けると、汗をかき毛穴が開き、外から風寒の邪が体内に侵入し、風邪をひいてしまいます。
身体はこれを避けるために気の流れを出来るだけ内側にとどめようとします。
こうして、冬の身体は寒さを防ぎ、消耗した生命力を回復させて翌年の活動の基礎をつくります。
養生のポイント
・サウナや激しい運動をして大量に汗をかかないこと。散歩やストレッチなどの軽い運動は良いですよ〜😉
・睡眠をしっかりとる
・身体を冷やさないように気をつける
この時期、忘年会・クリスマス・お正月などで暴飲暴食をされる方も多いと思います。
あと、年末の大掃除や仕事が忙しく疲れが溜まりやすいと思います。
定期的に鍼灸治療をし、身体のバランスを整えておきましょう😊
by yu-no-mori
| 2019-12-03 07:00
| 季節とこよみ
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