夢なのに疲れる?(北山)
2020年 05月 22日
睡眠中によく夢をみることを東洋医学では「多夢」といいます。たまにみる、とか、朝起きて不快な感じがしなければ問題はないのですが、怖かったり嫌な感じがする夢は体の調子に関係していることがあります。臓腑では主に「心」、「肝」と関連が深いです。それぞれの臓器について少し説明すると、「心」には他の臓器と協力して血を作り出したり、血を全身に循環させる働きがあります。「肝」もまた血を貯蔵していて、全身の血を調節する働きをしています。どちらも「血」というキーワードが入っていますね!
「血」は脈の中を流れて身体を潤したり、栄養する生命活動に大切なもので陰陽では陰に分類されるものです。夢をみていてしっかり睡眠が取れていないという状況は、臓腑の働きが落ちて血が不足している=からだの中で「陰」が不足していることが考えられます。こういう時は不足している陰を補う、または、陰の不足を起こしている原因を取り去る治療を行うことで陰陽のバランスを調えます。
鍼灸を受けた日はよく眠れる!と言っていただくことが多いのは陰陽のバランスがとれてしっかりと眠ることが出来るようになるからです(*^^*)体をしっかり休めて病気になりにくい体を作るためには眠るってすごく大切です。疲れている時はまず意識していつもより早く布団に入ってみてくださいね。なかなか寝付けなかったり、朝起きた時疲れが取れていない気がする…そんなときは是非鍼灸も試してみてください★
鍼灸 柚の森
by yu-no-mori
| 2020-05-22 07:00
| 鍼灸と東洋医学
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