ウオノメにお灸(北山)
2021年 04月 23日
一見全然関係ない場所にあるウオノメですが、慢性化してしまうとどんどん他の部位にも影響がでてくることはよくあります。ずっと小石を踏んでいるような感覚で歩きにくかったり、痛みがあったり、地味だけどとても辛いウオノメは一般的にはあまり知られていませんが、お灸で楽にすることができます。
方法としてはひたすらすえる、です。少し専門的な言葉でいうと多壮灸(お灸は1壮、2壮という数え方をします)といいます。鍼灸の面白いところでもあり、難しいところなのですが、教科書のような本にもウオノメを治すには沢山お灸をすえる、とだけしか書かれていません。文字通り、患者さんが熱さを感じるまでひたすらすえていきます。すごく物騒な感じに聞こえるかもしれませんが、痛みや飛び上がるような熱さにはならないのでご安心ください。
かなり慢性化した状態であったため、最初はお灸の熱さを全く感じることなく、お灸も沢山すえていまいしたが、徐々に少ない数で熱さを感じられるようになり、4回目の治療後の翌日、出勤時に足の裏に違和感がなく普通に歩けていることに気付いたそうです。本来のお悩みである腰痛も楽になって頂けるように引き続き頑張りたいと思います。
by yu-no-mori
| 2021-04-23 07:00
| 鍼灸何に効く?