鍼灸の本で発見!(中平)
2023年 09月 13日

新しい鍼灸治療 篠原昭二、和辻 直、北出利勝 編集 医歯薬出版株式会社
するとなんと、北辰会のことが記載されていました
(北辰会とは、鍼灸柚の森スタッフが所属している鍼灸学術団体です)

鍼灸全般を扱った本の中で北辰会が取り上げられているなんて、鍼灸界における北辰会の重要さが感じられます
これらすべて蓮風会長、新風代表はじめ、諸先輩方のご活躍があっての事。誇らしく嬉しくなりました。じっくり熟読です


そして更に発見!明治国際医療大学の矢野先生による推薦の序に大学時代の恩師、春木豊先生の名前が!
春木先生は身体心理学の権威。鍼灸とは異なる学問の先生です。しかしこの本の第一版の推薦の序は春木先生が書かれたそうなのです。そして春木先生は近年東洋医学にEBMなどの科学化が求められている現状について「西洋医学は死体から出発した医学であり、身体を物体として扱うので、科学が縦横に活躍できるのに対して、東洋医学は生体から出発した医学であり、身体を物体として扱うことにはなじまない基本的相違がある」と記されていたそうです。この観点を失念している鍼灸師が多い昨今、門外漢の春木先生のご指摘、大学を卒業して約30年になりますが
、改めて先生の凄さを感じました。そして約30年前の出会いが今ここに繋がったことが、自分が鍼灸の道に辿りついた事は偶然のようで必然だったのかなぁとも思いました



臨床家になって早10年以上経ちますが、改めてこの本で基本を勉強してみようかと思います

by yu-no-mori
| 2023-09-13 07:00
| 鍼灸と東洋医学
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