今年のヒット本2023(中平)
2023年 12月 20日
本日のブログが、私の今年の最後のブログとなります。
ということで、恒例(?)の私の“今年のヒット本2023”を発表したいと思います
第3位 東京會舘とわたし 上 旧館、下 新館 辻村深月 著 毎日新聞出版
辻村深月さんは以前「ぼくのメジャースプーン」を読んで私の趣味とは合わないなぁと思ったのですが、これを読んでびっくり。こんなにも私の心に響く作品を描かれるとは!辻村さんの筆力を知った1冊です。
第2位 自転しながら公転する 山本文緒 著 新潮文庫
山本文緒さんは、20代から30代の頃時々読んでいた作家さんです。女性の心を上手く表現されるので、読んでいて「そうそう!」と思うことが多かったです。久しぶりに山本作品を手に取ってみましたが、主人公が30代と私よりかなり年下なので共感することがあるかなぁと思ったのですが、しっかり作品に引きこまれました。山本さんの新作にはもう出会えませんが、山本作品と共に成長する時間が過ごせて良かったなと思います。
そして第1位は・・・
旅をする木 星野道夫 文春文庫
この本は自分の本棚に置いておいて、事ある毎に手に取りたい本です。日々暮していると、些細な事に翻弄されたり疲弊したりしてしまいます。そんな時、生きる為に必要な事とは何かを気づかせてくれるのがこの本です。あらゆる世代の方にお勧めな一冊です。
今年も多くの患者さんに恵まれて感謝の1年でした。また来年も皆健の康健をしっかりサポートさせて頂きますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。
by yu-no-mori
| 2023-12-20 07:00
| 本
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