日本小児はり学会の学術集会に行ってきました(北山)
2024年 11月 19日
先週末は日本小児はり学会の学術集会に参加してきました。小児はりって鍼灸治療の中でも特に道具や方法が様々でそこだけでもかなり面白いのですが、小児はりを受ける患者さんの主訴としては夜泣き、かんの虫、イライラなどダントツに多い中、内斜視やADHDなど一見すぐに小児はりに繋がりにくそうな疾患に小児はりが有効だったという症例発表は個人的にとても興味深かったです。
小児科医の児玉和彦先生の講演では西洋医学の視点と東洋医学の視点を織り交ぜながら、どういったときに小児科へ繋げていけばいいのか、とてもわかりやすくお話してくださっていて、最後に「子どもは社会を見通す窓」という風に仰っていたのが印象に残っています。子どもを取り巻く環境がどんどん変化する中で、社会全体で子どもを守っていきたいですし、鍼灸院だからできることって思っているより沢山あるようにと思いました。
また今回は北辰会の山本克仁先生の臨床講演を楽しみに参加したのですが、講演で紹介されていた症例が自分の子どもが昨年ほぼ同じ状況だった症例だったので事前資料を拝見した時からドキドキ、最後の実技体験の時間では古代鍼での治療をあの距離感で1時間見れるというレア過ぎる状況だったりと午後からの時間は特に体感1時間ぐらいだったように思います。。本当に行ってよかった!オフラインでの学会参加は5年ぶりくらいで緊張しながら参加しましたが、とってもアットホームな雰囲気でまた行きたくなりました。内容は盛りだくさんだったのでまた学んできたことを取り入れていけたらなと思っています
by yu-no-mori
| 2024-11-19 07:00
| 鍼灸と東洋医学
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