修行のような針仕事(北山)
2025年 10月 14日
普段は人の身体に鍼をしていますが、何か手を使う練習になりそうなものを…と思い発見したトルコの伝統手芸・イーネオヤのワークショップに参加してきました。イーネとはトルコ語で「針」、オヤはスカーフやテーブルクロスなどの「縁飾り」を意味するそうです。昔はお嫁に行くときに持っていくものとして、母から娘へ、祖母から孫へと女性の間で受け継がれていた技術で、上手な人は縫い針と糸だけでさまざまな模様を作れるのだとか…!
縫い方自体はとてもシンプルなのですが、正確な角度で糸をぐっと引っ張る工程に想像以上の力が必要で、頭も手先も大忙し。。気づけばワークショップの時間はあっという間に過ぎていました。普段、保育園で使うものを少し縫う程度の手芸初心者の私にはなかなか難しかったですが、慣れないことに挑戦するのはとても楽しく、参加してみて本当によかったです。帰り際に「修行って感じでした…でも楽しかったです。」と先生にお伝えしたところ、「そうなんです!修行って感じ!」と満面の笑みで返していただき、あぁ、この感覚で正解だったんだなと嬉しくなりました
私の不器用さでは時間内に完成…するはずもなく、お家に帰ってから数日がかりでなんとかそれなりに完成(?)させました。
本当は、ひと針ひと針しっかり力を入れて引っ張りカクッと「ヤマ」という形を作るのが正解なのですが、これはもうこれで…(笑)出来栄えは微妙でも、頑張った分だけ愛着があります。せっかく習ったので、縫い方だけでも忘れないように、「修行だ〜」と思いながらまた飾りを作ってみたいと思います。
by yu-no-mori
| 2025-10-14 07:00
| 雑記
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