人気ブログランキング |

鍼灸柚の森ブログ/担当(月)岡、(火)大杉、(水)中平、(木)柚の森便り、(金)北山、(土)松浦


by 鍼灸柚の森
カレンダー

2016年 04月 26日 ( 1 )

先日、ちらしが目について大阪市立美術館で現在展示されている
王羲之の書を見に行ってきました。

書に関して習ったこともないし、全くわかっておりません。
王羲之って書の達人なのかな~ぐらいです。

実際見ると、ものすごく整った字が延々と書かれていました。
綺麗な長い布に金箔の文字がぎっしり書かれているのをみると、
途中で失敗した場合、また一からやり直しなのだろうかとか、
字と関係ないところで余計な心配をしたりして…。

家に帰ってから、王羲之についてネットで調べてみました。

王羲之の書いた文字は、書道をする人は先ずお手本とするものらしいです。
それどころか、今、慣れ親しんでいる文字や活字はほぼ王羲之の書風からなるものであり、
その為、私達は彼の文字を何ら特別なものに感じないようです。

また、王羲之没後300年を経て唐の太宗という王様が王義之マニアだったようで、
中国全土の王羲之の書を集めまくり、こういう字を書けと全国に奨励したことから
この書き方が普及していき、書法の基本形を成すに至ったとのことです。

整っていて美しいけれども、何ら個性の無い字に思えてしまうかもしれない王羲之の文字は、
王羲之以前の字から考えると、革新的であったようです。
(書法三顧亭・聖書の評価より:http://members3.jcom.home.ne.jp/sancotei/styled-5/styled-15/index.html)

王羲之さんも、まさか自分の書の型が中国全土、はては日本まで普及し、
現代に至っては活字にまでなっているなんて、よもや思いもしないでしょうね。
ちなみに本物の王羲之の文字は残っていなく、今あるのは全部複写だそうです…

現在の私達が普通にやっていることや感じていることは、
元々は普通では無かったのだなぁ…なんて改めて思いました。

普通でないものが普通になるまで  (岡)_f0354314_21495185.png

by yu-no-mori | 2016-04-26 09:00 | 雑記 | Comments(0)