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鍼灸柚の森ブログ/担当(月)岡、(火)大杉、(水)中平、(木)柚の森便り、(金)北山、(土)松浦


by 鍼灸柚の森

2020年 02月 10日 ( 1 )

先日、NHKで東洋医学の特集番組を視ました。
肩凝りにはこのツボが効くというようなよくあるパターンの取り上げ方ではなく、より広がった視点で紹介されていて面白かったです。
例えば頭痛を治療するのに、直接痛い箇所に鍼を打つのではなく、足首や腕に刺鍼している場面がありました。「頭に関連する凝りは全身にネットワーク化していて、身体の凝りが連携し首の凝りを悪化させている」「ツボは一つずつ全部繋がっており経絡という気と血の通り道となっている」と説明されていました。テレビを観ている人達にとってはとってもわかりやすい説明ではないかなぁと思いました。

経絡については完全には解明されていないけど、その鍵となるのがファシアではないかとのこと。ファシアとは筋肉や臓器、骨や血管などを被ったり繋げたりしている組織とのこと。(以前のブログで紹介させて頂いたダニエル・キーオン著「閃く経絡」という本にも詳しく書かれています) 筋膜の繋がりによって離れた場所の痛みやツボへの刺激が伝わっているのではないかとのことです。例えば足から背中、首への筋膜の繋がりは、膀胱経という経絡の走行とぴったり重なっているとのことでした。以前はファシアとか筋膜は機能的な意味はほとんど無いとされていたが、最近注目されてきているとのことです。私も画面で視ていて、ファシアと経絡があまりにもピッタリ符号しているので面白いなぁと思いました。

他に、イギリスでうつ病で鍼灸による治療を受けている患者さんのインタビューがありました。初めは「鍼灸が薬の代わりになるなんて馬鹿げていると思った」とのこと。ですが「実際やってみたら前向きになり、信じられないくらいリラックスできた」とのことでした。
遠いイギリスで運動器疾患だけでなく、うつ病などの疾患の治療がされているのだと少し驚き、嬉しくも思いました。
ストレスなどによる身体の気の停滞は、うつ病然り様々な症状を呈する原因となります。鍼灸は気の滞りを解消し身体を元気にすることにより心の病を健やかに導く優しい医療なのですね~。
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by yu-no-mori | 2020-02-10 07:00 | 鍼灸と東洋医学 | Comments(0)