大阪市・長堀橋「鍼灸 柚(ゆう)の森」の鍼灸師たちが思いのままに綴ります。


by 鍼灸柚の森
カレンダー

カテゴリ:本( 17 )

大家さんと僕(中平)

久々大ヒット177.png な本に出会いました。

f0354314_16261096.jpg

大家さんと僕  矢部太郎著  新潮社

患者さんから「これ良かったですよ!」と勧められて読んでみたのですが、期待以上に良かったです。矢部太郎さんはお笑いコンビ、カラテカのボケ担当の芸人さん。昔「進ぬ!電波少年」という番組で、海外に行き現地の言葉で現地の人を笑わせるという企画をやってのけた人です。懐かしい~!短期間でスワヒリ語とかモンゴル語をマスターする姿に「すごい人だなぁ」と感心したものです。
そして今度は漫画家デビュー。しかもこの本で第22回「手塚治虫文化賞 短編賞」を受賞179.png

本の内容は、矢部さんと矢部さんが住む家の大家さんとの交流を描いたもの。この大家さんは90歳前のお婆様。とても上品で愛嬌があるのです。他人同士がこんなに温かい関係になるなんてすごい!!と、感動します。きっと大家さんと矢部さん二人の性格と相性が成せる業なんでしょうね。
読んでいるとつい「ほろり」としていまうので、涙腺の緩い方は電車で読むのはご注意ください102.png




by yu-no-mori | 2018-05-23 07:00 | | Comments(0)
前回のブログの続きです。
自分にも経験があると書いたのですが、初めてのお産の時は
今思うと、「自分は絶対助産院で安産」と決めて自分で自分にプレッシャーを
かけていたような気がします。

ベテラン助産師さんの書いたお産の本を読み、毎朝歩き、鍼灸治療もして
食事にも気を付け、助産師さんにも「妊婦の鏡」と言われていました105.png


そんな自分が予定日近くになり、子宮口も固く1週間前には下に下がってた赤ちゃんが
また上がってしまい、嘱託医からは「こんなん放っておいたら1週間経っても産まれんで!来週産まれなかったらこっち(病院)で切るね(帝王切開)」と伝えてられ、絶望的な気持ちになりそのまま助産院へ戻り号泣した思い出があります。
その時は「今までこんなに頑張ってきたのに!何で私が」という思いでした。
頑張りすぎていたのでしょうね(^_^;)
助産師さんは色々話をしてくれたのですが、今とにかくできることをやる事。
そしてこの経験は、きっと今後のあなたの仕事(鍼灸)に生きてくるはずやからと言ってくれたのが印象に残ってます110.png

本にありましたが、自然分娩とはけっして“下”から産むことだけをさすのではなく、精一杯自然なお産をめざした結果の帝王切開なら、それはその人にとっての
「自然なお産」だと思いますとありました。そして自然に正解などない、人はそれぞれ
みんな違っていいと。

お産のことをメインに書かれてありますが、お産に関係ないという方でも
読んでいて面白いのではと思います110.png
みなさん、お母さんから産まれたことには違いないですから112.png

ちなみに私、二人目妊娠時には助産師から
「あの真面目な松浦さんが不良になってるー❗」と言われました(笑)




by yu-no-mori | 2018-02-10 09:00 | | Comments(0)
先日図書館で発見!

f0354314_08405618.jpg

鍼灸柚の森
スタッフが所属する鍼灸団体「北辰会」の代表藤本蓮風先生の本「経穴解説」が、茨木市立中央図書館に蔵書されていたのです177.png
場所は臨床医学・診断・治療のコーナー。この本は経穴(いわゆるツボ)について鍼灸師向けに説いた本。一般の方向けの「このツボ押すとこんな効果がありますよ」といった本は数冊置いてあるのは知っていましたが、本格的な鍼灸の本が置いてあるなんて嬉しいです101.png

藤本蓮風先生は、一人の天才よりも一人でも多くの治せる治療家を育てることを目指して、ご自身のあらゆる技術を惜しみなく与えてくださっています。この本もその一つ。

多くの方がこの本に触れて、肩こり・腰痛だけでない、鍼灸が我々にとってどれだけ有益なものなのかを知って頂けたらなと思いました179.png

by yu-no-mori | 2018-02-07 09:30 | | Comments(0)
去年ご縁があり、岡野さんの講演を聞いた際に本を購入しました。
もともと公立病院の助産師で、最先端のお産の現場で働いていた岡野さんが
吉村正先生(産科医)の「お産は文化であり哲学でもある」という講演に衝撃を受け
自然分娩に魅せられていく過程、後半には少しだけ陰陽のお話も書かれてあります110.png

この本の中で印象に残ったのは「こだわりを手放す、自分の詰まりを抜く」というお話。
とある30代後半の初産婦さんのケースが書かれてありました。

彼女は食べ物は無農薬の野菜等、もともと自然に生きることを大事にしていた人ですが
陣痛が来て、子宮口も思いのほか早く全開になったのにも関わらず微弱陣痛になり
2、3日経っても産まれる気配がなくなったそうです。
岡野さんが内診するとちょっと触れただけで赤ちゃんの頭がありました。
これだと促進剤を使っても母子にそれほどストレスはなく数回の強い陣痛で生まれると
思い、彼女に「促進剤打つのはいやですか」というと、顔色がかわり、薬なんか使いたくないから
ここに来たのにという感じだったので、これ以上踏み込んではいけないと思い
待つことにしました。
しばらくして、ご主人と彼女と3人で医院の外を散歩していると
彼女は岡野さんに「私って自然にこだわりすぎでしょうか。」と聞いたそうです。
彼女は生け花を習っていているのだけど、自分が生けると詰まって見えて。
先生が花の向きを少し変えるだけで、風がふぁ~と抜ける感じでお花が生き生きするんです。
そんな話をしながら「すごくこだわっている自分というものがあるかもしれない」と
彼女は気付いたようです。
それから後は、もう十分待ったから、明日生まれなかったら薬を使ってもらおうと
こだわりを手放したそうです。
その夜に自然に陣痛がつき、自然に生まれたそうです。

この話を聞いて、自分にもいくつか心当たりがあります119.png
長くなったので、心当たりは次回にします^_^;
明日から立春です179.png
うつうつ考えず、心も身体も伸び伸び過ごして行きましょうね164.png104.png







by yu-no-mori | 2018-02-03 09:00 | | Comments(0)

ローラの本(中平)

私が子供の頃、テレビでアメリカのドラマ「大草原の小さな家」が放映されていて好きでよく見ていました。好きが高じて、今や我が家にはDVDも揃っています110.png

この前偶然図書館で、主人公のローラ役を演じた女優、メリッサ・ギルバートの本を発見177.png

f0354314_11410086.jpg

アメリカの有名子役にありがち(?)な、子供なのに有名で大金持ちになったがためにハチャメチャな生活を送った・・・なんてのを想像しつつ、大好きなローラのイメージを壊して欲しくない気持ちから、着実な人生を歩んでいてほしいと願いながら読みました106.png

本の前半は「大草原の小さな家」ファンにはたまらないこぼれ話が満載。DVDを見直さねば!と思いました113.pngそして本全体の内容は、有名な女優の半生記として私達庶民とはかけ離れた華やかな話が多いのですが、一方女優としてのキャリアを積むことに励むのはもちろん、俳優社会の改善のために奮闘したり、夫との関係や家族を作り上げていくのに苦労したりと、いち働く女性が四苦八苦して前進する姿があって、意外にも感動してしまいました。こんな女優さんが、大好きだった大草原の小さな家のローラを演じていたんだと知って嬉しいです。

「大草原の小さな家」を見ていなくても、一人の女性の成長物語として十分に楽しめる本でした104.png「大草原の小さな家」DVDと併せておすすめです179.png


by yu-no-mori | 2017-12-06 08:30 | | Comments(0)
私はふだん、スーパーでの日常食料品以外はめったに買い物をしません。シーズン毎に洋服を買うどころか、数年おき105.png

なのですが、時々無性に買い物のスイッチが入る時があります。「めったに買い物しないんだから」と、ここぞとばかりに衝動買いをしてしまいます。
こういう時って何かイベントがあったりと、非日常的なことが背景にある場合が多い気がします。必要で買っているというよりは、“気分”で買っているんですね。

そろそろそのスイッチが入りそうな予感の頃、こんな本を読みました。

f0354314_15215006.jpg
買いたがる脳 デイビッド・ルイス 著 日本実業出版社  


買いたい衝動にかられたときは、「ピンクの象にブルーのカスタードが与えられているシーン」を10秒間想像すればよいそうです。153.png
鮮明で幻想的なイメージは、心理学でいう「思考停止装置」として機能します。意識的な思考は、同時に複数のことを考えられないので、ピンクの象とカスタードを想像するとほかのことが考えられなくなり、その瞬間は数秒ですが買おうとする気分がストップし、瀬戸際で考えなおすには十分な時間となるそうです177.png
これって、衝動買い以外にも使えそうですね。例えば何か悩み事を頭の中でぐるぐる巡らしている時。ピンクの象とブルーのカスタードを考えたら、ぐるぐる悩んでいる事がバカらしく思えるかもしれません。
今度衝動買いの波がやってきたら、ぜひ試してみようと思っています102.png

by yu-no-mori | 2017-10-16 08:30 | | Comments(0)

銀二貫(中平)

この本、大阪に住む方には特におススメです。

f0354314_16585216.jpg
                 銀二貫 髙田 郁 著 幻冬舎

読むのに熱中しすぎて電車を降り過ごしてしまいました103.png
3年前にはNHKでドラマに、2015年の11月には宝塚雪組で公演、そしてこの6月からは大阪松竹座で上演予定と、世間ではすっかり有名人気の小説のようですね179.png

元武士の息子が商人として成長していくお話で、大阪が舞台なので馴染みのある地名がたくさん出てきます。しかも地元の高槻まで177.pngそれだけでお話に引き込まれますが、幾多の試練を乗り越える主人公の心意気と登場人物達の人情に感動です。時代小説はあまり好きではないのですが、これは読み始めたらあっという間に昔の大阪の世界に引き込まれました。
この本を読んだら、大阪の街歩きが一層楽しくなりました106.png


by yu-no-mori | 2017-05-15 09:00 | | Comments(0)

長生きを楽しむ(中平)

最近体調が悪いというほどではないのですが、文字がかすんで見えたり、何度も聞き返したりと、「もう若くないわ」と感じることがちらほら・・・人生折り返しと言ってもおかしくないお年頃になり、老いていくことにおぼろげに不安を感じていた時、とっても良い本に出会いました072.gif

f0354314_16442163.png
「オイドル絵っせい 人生、90歳からおもしろい!」 やなせたかし著 フレーベル館

アンパンマンの作者として有名な、やなせたかしさんのエッセイです。
やなせたかしさんが売れっ子になったのは50代も半ばを過ぎてから。以降売れっ子アイドルならぬオイドル(老いドル)と名乗って大活躍されました。そんな活躍の裏では、心臓病、膵臓炎、ヘルニア、腎臓がん、膀胱がん、緑内症、肺炎・・・と決して身体は若者の様に元気溌剌ではありませんでした。その様な状態でも人を喜ばすことに全力投球できたのは何故でしょう。年を重ねることによるしんどさと、それ以上の楽しみを教えてくれたエッセイです。
私もオイドル目指して頑張ろう003.gif066.gif



by yu-no-mori | 2017-01-30 09:00 | | Comments(0)
息子の幼稚園で1度読み聞かせをしてから
何か面白い絵本ないかなぁと探したところ
息子にハマった絵本がこちら
f0354314_23425086.jpg
「つきよのキャベツくん」長新太 さく
とてもシュールな絵本です(笑)
キャベツくんが歩いていると、何と巨大なトンカツが歩いてきます。
トンカツが呼ぶと、森の奥からトンカツソースくんが出てきます。この時点で内容はぶっ飛んでますが…(笑)
一体どんな結末が…。
気になる方は一度読んでみてください^m^


by yu-no-mori | 2016-10-14 09:00 | | Comments(0)
久しぶりに面白い漫画に出会いました072.gif

f0354314_15213650.jpg

           「昭和元禄 落語心中」 雲田はるこ 著

知人がアニメを見てはまり、漫画を読んでさらに感動、私に勧めてくれました049.gif

以前繁昌亭に遊びにいって以来落語には興味があったので期待満々!


その内容は・・・昭和最後の大名人・有楽亭八雲に、押しかけ弟子入り志願した元チンピラ・与太郎。内弟子など一切取らぬはずの八雲が、何のきまぐれか与太郎を受入れることに……。そこから始まる、夭逝した伝説の天才落語家・助六と、彼の影を追いながら一人落語界に残された八雲の、知られざる因縁噺とは――!? (公式サイト 昭和元禄落語心中 より)


今私が読んでいる段階は、八雲とそのライバル助六が修行の身でそれぞれ悪戦苦闘しているところ。ひとつの道を究める為に打ち込む姿はかっこいいですね!
伝統を守り、芸を磨き、精進する。鍼灸に通じるものを感じます。
永く残るものは、代々継承する人達の努力によって存在しているし、その価値があるからこそ連綿と継がれているんですよね056.gif

漫画もなかなか勉強になります!また繁昌亭にも行きたいな003.gif


by yu-no-mori | 2016-09-05 09:00 | | Comments(0)